情報の旅人

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 [映画] エベレスト神々の山嶺を見た [ネタバレ 含]

エベレスト神々の山嶺を見た。

山嶺と書いて「いただき」という。

 


「エヴェレスト 神々の山嶺」予告編

 

知人からこの小説面白いよと言われていたのが、この映画の原作である「エベレスト神々の山嶺」である。

映画放映が近づくまで読む機会がなかったが、3月に入るあたりから、これを機会に小説を読んだ。

長編の小説を読むことは久しく、中々内容の濃い小説でした。

 

私は小説を読破してからこの映画を見ることになるのだが。

「あの長編をいかにして2時間にまとめるのか。」

といった期待をしつつ、カトマンズに行った事のある私にとってはネパールを舞台にした映画は、あまり見たことがないので、とても楽しみにしていた。

 

 

いざ、映画が始まり。

物語のあらすじが語られる。

 

「あれ。なんか違う。」

「あのシーンは?」

「え? えー…」

 

正直、序盤からこんな感想が出るとは思わず。

見終わった後には、

「これ原作とは別の作品じゃね?」

という感想となってしまったのである。

 

以下、ネタバレを含みつつ感想を述べる。

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 内容

物語は実話を元にした内容である。

  • エベレスト頂上を初めて登頂したのは誰か?
  • イギリスの登山家ジョージ・マロリー(Wikipediaとアンドリュー・アーヴィンがそうじゃね?
  • でも二人はエベレストで亡くなってしまってるから本当か分からない。
  • 唯一証拠と思われているのが、マロリーが持っていたカメラ。
  • そのカメラに頂上を登頂した時の写真があれば、二人が初めて登ったという証拠となる。

 

  • チベット側から密入国して登山していた天才クライマー羽生が、マロリーの遺体とそのカメラを見つける。
  • 羽生はカメラを持ち帰るが、それを盗まれてしまい、お店に売られてしまう。
  • 一方、エベレスト登山に挑戦していた日本人登山隊がいた。
  • その中には、フリーカメラマンの深町がいた。
  • 事故で、その登山計画は失敗してしまい、深町だけがカトマンズに残った。
  • たまたま、マロリーのカメラを見つけた深町が150ドルで手に入れる。
  • しかし、盗まれたカメラを探していた羽生がすぐに取り返す。深町がカメラを買った直後である。なんて不運。

 

  • 深町はそれがマロリーのカメラであると確信していた。更に、天才クライマー羽生のことも知っていたのである。
  • 深町は、再度羽生を探すのと同時に、カメラがマロリーの物であるのかという真相を突き止めようとした。
  • なんやかんやあって、深町は、羽生が挑戦しようとしていたプロジェクトに付いていく。それは、「エベレスト南西壁冬季無酸素単独登頂」である。ネパール政府が必ず許可を出さないほどの危険な登山である。
  • 実は、羽生は、誰も挑戦のしたことのないこのプロジェクトのために長年訓練していた際に、カメラを発見していた。カメラの存在がバレたら登山家として人生終了と同時に表に名前が出てしまうので、カメラを手元から離さずにいた。
  • さらに、カメラには元々フィルムが入っていなかったことも判明し、マロリーのバッグに入っているのではと、羽生は考えていた。
  • 深町は、羽生の挑戦する姿をカメラに収めるために命をかけて登山するのであるが、限界を感じて頂上目前で下山してしまう。
  • 下山中、頂上付近に羽生がいることを確認し、登頂の瞬間をカメラに収めようとしたが、羽生に吹雪が襲いかかり、羽生を見失ってしまう。
  • いくらか待っても、羽生が戻ってこないため、深町は一度日本に戻るが、ちょっとしたきっかけで、再度エベレスト頂上を目指した。

 

結末

  • 深町が、南西の反対側である北東側にて、屍として羽生を見つけた。
  • 羽生は頂上を踏んだのである。
  • さらに、そこにはマロリーの死体もあった。
  • しかし、深町はフィルムの存在は確認しなかった。
    ↑私がこの物語で一番気に食わないのはシーンはここである。実話を元にしているためだとしても、羽生を確認してそれで終わっていいのかというのが私の考え。もし、私が深町なら必ず確認すると思う。

 

小説と映画の違い そして感想

まず、小説を見てから映画を見る場合。

小説とは、まったく違う物語であるということを頭に入れてから見た方がよい。

面白いか面白くないかとしたら、原作を見た側としては少し物足りないと言うべきでしょうか。つまり、面白くないになる。

あれだけの長編を2時間にまとめるのは中々難しいとは思います。小説にはない描写もあるだろうとは確信していたが、私が予想していたシーン構成ではなかったので、期待をしすぎた感がありました。

 

映画は、エベレスト現地で撮影でした。なので、山でのシーンはかなり迫力があります。これを見るだけでも映画館で見る価値はあると思います。どこがCGで、どこが実写であるのか見分けがつかないほど、迫力がありました。

カトマンズに行った事のある私としては、現地の雰囲気を感じることができて、とても懐かしい気持ちになりました。

車とバイクのクラクションが常に鳴り響き、せまい路地で人々がガヤガヤとしていて、観光客もチラホラいて、ほこりや砂埃が舞っていて、ネパール料理もちょっと出ていて、レストラン店内もネパールらしくて(当たり前か)、都会から離れた田舎でのシーンも見た事のあるような田舎で、とにかく「ネパール現地で撮りましたよ。」というのは感じ取ることができました。

漫画版もあるという。しかも結末が小説と異なるとのことなので、そちらの方も読んでみたい。

 

映画は、深町と羽生を中心に描写されているため、小説にいた登場人物が映画には出てこない人物がいます。これによって、物語の中盤や結末が小説版とは異なるので、これはこれで一つの物語として考えるべきでしょう。

きっと漫画版もそうだと思います。読んでないので、まだわかりませんが。

 

なんども言うが、小説原作とは、物語が少し異なるというのを頭に入れてから映画を見る事で、純粋に楽しめると私は思います。面白くないと述べたが、まったく面白くないということではない。だから、あえて点数は付けません。

カトマンズの風景、エベレストのシーンを見せられるのも映画の良いところでしょう。

このシーンに関しては映画館で見るべきだと思います。

 

また、小説から入っても、映画から入っても、どちらでも良いと思います。

映画を見てから、小説を読むと、また違った観点になるかもしれません。

小説に関しては、オススメの1冊なので、ぜひ読んでみてほしい。

 

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

神々の山嶺(上) (集英社文庫)